私がクリスチャンになった理由

道を踏み外した人生からの脱出(30代男性)


生い立ち

私はフィリピンで生まれ、一ヶ月後、祖母のもとに預けられました。七歳になるまで、祖母や親戚に甘やかされて育ちました。そして、小学校にあがる時に、日本の両親のもとにやってきました。しかし、そこで私は両親からの虐待を受けましたが、このことを誰にも言うことはできず、学校だけが唯一の憩いの場所でした。六年生になると、私のことをもて余した両親は、私を再びフィリピンの祖母のもとに送りました。その後は、たばこ、酒、薬に手を出し、悪いことをして金を稼ぎ、とんでもない生活を送っていました。しかし、自分のやっていることについての罪意識は全くありませんでした。私の周りには親戚を含め、売人、殺人、強盗、薬中毒などが多くいたからです。そして、十九歳の時、命を狙われ、日本に逃げ出すことになりました。

暗闇の中の光

日本に来た私は、人生をやり直そうと思いましたが、また同じ悪に手を出すことになってしまいました。妻と出会い、結婚し、子どもが生まれました。良い夫、良い父親になろうと決心しましたが、私は身勝手に振舞っていました。ですので、結婚生活は危険な状態でした。三人目の子どもが三カ月の時、けいれんを起こし、入院しました。そのことがきっかけとなり、クリスチャンの友人と出会い、教会へ行きました。私は自分の罪の身代わりとなって死に、よみがえられたイエス・キリストを信じ、救われました。救われた私は、心の目が開かれました。自分の罪、自己中心の生き方、孤独、怒り、復讐心等、救われる前、私はこの全部を背負い、闇の中を彷徨っていました。しかし、イエス・キリストが真っ暗な私の人生に光を灯してくれました。

新しい人生

人は変わろうとしても自分の力で変わることはできません。自分の罪を認め、イエス・キリストを救い主、神と信じなければ、何もできないのです。私は、完璧ではありませんが、昔の人生と百八十度変わりました。おそらく、救いから一番遠いと思われるような自分が、イエス・キリストを信じ、救われ、罪が赦され、天国へ行くことができるのです。そして、今、新しい人生を歩むことができているのです。今はどんな辛い時でも、支え、導いてくれる神様がいます。神様は私に本当の幸せを与えてくれました。そして、それだけではなく、私の人生にすばらしい目標を与えてくれました。それは、イエス様を愛し、多くの人たちにイエス・キリスト様の十字架の愛と希望を伝えることです。私を救い、導いてくださる神様を心から賛美します。

『わたし(イエス・キリスト)はよみがえりです。いのちです。わたしを信じる者は死んでも生きるのです。』

 ヨハネの福音書 十一章二十五節

『私たちは自分たちに対する神の愛を知り、また信じています。神は愛です。愛のうちにとどまる人は神のうちにとどまり、神もその人のうちにとどまっておられます。』

ヨハネの手紙第一 四章十六節

『イエスは彼らをじっと見て言われた。「それは人にはできないことです。しかし、神は違います。

神にはどんなことでもできるのです。』

マルコの福音書 十章二十七節


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