先の見えない不安
私はごく平凡な家庭に生まれ育ち、そしてこんな自分でも大学まで行かせてくれた両親には、言葉では尽くせないほどの感謝をしております。しかし、これまでの私の人生を振り返ると、いつも何かに負われ、休まることのない生活、受験や就職、転職など大きな人生の転機には、その都度、先の見えない人生に不安を感じ、脅えていました。また、価値観としては、「自分さえよければよい」いうよりは、他人に迷惑さえかけなければ構わないと思って生きてきたつもりであったので、自分に対する罪意識などは感じたこともありませんでした。キリスト教、神、教会、聖書などというものとは全く無縁の生活でした。。そんな私がイエス様を知るきっかけになったのは、大学時代、アルバイト先で一緒だった一人の女性から教会に誘われたことでした。
確信
しかし、当時の私は自分を見つめ直すことや新しい何かを受け入れる気持ちの余裕もなく、教会から離れる結果になりました。それから数年後、現在の会社に転職し、気持ちに少し余裕ができた時、教会のことを思い出し、再び通い始めました。聖書の御言葉を聞き、自分なりに少しずつ理解はしていきましたが、なかなか確信には至りませんでした。しかし、そんな私に決心の時が訪れました。それまでの私は、イエス・キリストを信じ、クリスチャンになるということは、これまでの自分をすべて否定し、罪のない完全な自分になることだと思っておりました。しかし、そうではなく、自分の罪を認め、私の罪の身代わりとなり、死んで、三日目に復活されたイエス様を信じるだけでいいのだ、信じるだけで罪が赦されるのだということが分かったのです。
信じた後
イエス・キリストを信じ、罪と滅びから救われた私は、考え方や価値観が変わりました。困難が生じた時も、すべてが神様のご計画の中にあり、神様に祈り委ねることにより、神様が必ず最善へと導いてくださると確信することができるようになりました。以前感じていた先の見えない不安に脅えることはもうありません。もし、あの時、イエス様を信じていなかったら、私の人生は先の見えない人生と不安に脅かされ続けたことでしょう。そして自分で気が付かぬまま罪を重ね、死への恐怖に悩まされたいたことでしょう。今、私はすべての不安から解放され、日々前向きな、希望のある人生を送ることができています。そして、何より私のことを教会に誘ってくれた女性は私の妻となり、三人の子どもも与えられ、家族で教会に集っています。感謝!
「罪の報酬は死です。しかし神の賜物は、私たちの主キリスト・イエスにある永遠のいのちです。」
ローマ人への手紙六章二十三節
「神を愛する人たち、すなわち、神のご計画にしたがって召された人たちのためには、
すべてのことが共に働いて益となることを、私たちは知っています。」
ローマ人への手紙八章二十八節